基本機能
地図表示
起動直後、ウィンドウ内に詳細な市街地図が表示されます。
この地図は、Web 配信される株式会社ゼンリンデータコム製の全国地図です。
全データがサーバー上にある利点を生かし、データは常に最新の状態に保たれます(年に3度の更新)。
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〈 図1:起動後の状態 〉
地図のスクロール
地図上でマウスの右ボタンをドラッグして、地図をスクロールさせることができます。
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最初に右ドラッグを開始した位置からマウスを離せば離すほど、高速にスクロールします。
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最初に右ドラッグを開始した位置と、現在のカーソル位置の角度によって、スクロールの方向を自在にコントロールすることができます。
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地図の拡大縮小
ウィンドウ右端にあるズームスライダーをマウス左ボタンでドラッグすることで、地図表示を拡大したり縮小したりできます(上にドラッグして縮小、下にドラッグして拡大)。
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ホイールがついているマウスでは、ホイールを回転させることで拡大縮小させることができます(できない場合は、地図上でホイールを一度クリックしてからお試しください)。
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〈 図2:マウスホイールと右ボタン操作 〉
ツールバー作成機能
ウィンドウ右側には、「メインツリー」という名のツリービューが表示されています。
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このメインツリーには、TakumiMap®の持つ全ての機能が分類されて表示されていますので、
階層の深さに関係なく簡単に取り出して使うことができます。
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〈 図3:メインツリーを展開した様子 〉
メインツリー内部のあらゆるフォルダや機能は、ツールバー上にドラッグ&ドロップするとボタンになります。
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ボタンの上で右クリックして、ボタンそのものを削除したり、表記文字の変更をしたりすることができます。
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作成したツールバーは自動的に保存されます。また、新規にいくつでも作成することができます
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下に分岐を持つフォルダでボタンを作った場合、押すとそのフォルダ以下の小さなツリーが別の子供ウィンドウ(ビュー)として表示されます。
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〈 図4:ドラッグ&ドロップでボタン作成 〉
〈 図5:ボタンから子供ウィンドウを表示 〉
各ビューは、ウィンドウの上下左右のどこにでもドッキングさせることができます。使用用途に合った好みのユーザーインターフェイスを構築できるのです。
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〈 図6:様々なビューのドッキング例 〉
各ビューはドッキングさせると、右上に「押しピン」と「×」のアイコンが現れます。
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「押しピン」ボタンを押されたビューは一時的に隠れ、ウィンドウ端にタイトルだけが表示される状態となります。このタイトルにカーソルを近づけると、ビューは自動的に現れ、離すと自動的に隠れる動きをします。
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こうして作成したユーザーインターフェイスは、名前をつけて保存し、いつでも呼び出すことが可能です.
マウス左クリック操作
TakumiMap®では、地図上のマウス左クリックから様々な操作に入ります。
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地図上に何かを働きかけたい場合は、まず地図上を左クリックしてみてください。すると、地図上に赤く小さな「 + 」印が描画され同時に下記のようなビューが表示されます。
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〈 図7:マウス左クリック時の動作選択ビュー 〉
この「 + 」印に対して何をするか、ということを、上図のボタンの中から選択します。以下に 各々の機能についてご説明します。
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◇「画面中央に移動」ボタン
このボタンを押すと、+ の位置が画面中央に移動するように、地図がジャンプします。
◇「建物情報の参照」ボタン
本バージョンでは未使用です。
◇「図形情報の参照」ボタン
+ の下に、統計エリアもしくは、CSVインポートした結果のポイントデータ(CSVポイント)があれば、そこに連結される詳細情報を閲覧する「情報ビュー」を開きます。
◇「選択して強調表示」ボタン
+ の下に、統計エリアもしくは、CSV インポートした結果のポイントデータ(CSVポイント)があれば、そこを強調表示し、集計結果に加算します。すでに強調表示されていたら、強調表示を解除します。この強調表示状態は、凡例ビューの選択強調と共存しリストビューに反映します。
◇「お気に入りに追加」ボタン
+ の位置に名前をつけ、「お気に入りの場所」フォルダ内部に保存します。このボタンを選択すると、下図のようなウィンドウが現れ、タイトルを入力後「新規登録」ボタンを押すことで保存完了です。
以後は、お気に入りの下で編集することができます。
〈 図8:お気に入り編集ウィンドウ〉
◇「到達圏ポリゴンで範囲指定」ボタン(有料オプション)
有料オプションの「到達圏ポリゴン機能」(ACT社提供)にお申し込みいただいている場合、このボタンを押すことで、+ を中心とした自動車もしくは歩行者の到達圏(流入圏)ポリゴンを描画できます。この到達圏ポリゴンに含まれる図形(統計エリアもしくはCSVポイント)を抽出することができます。
◇「ポリゴンを描いて範囲指定」ボタン
範囲指定して、そこに含まれる図形(統計エリアもしくはCSVポイント)を抽出するために、地図上にポリゴンを手描きします。このボタンを押すと、+ がポリゴン描画のための始点となり、まずは線分の描画が始まります。以後、地図上の任意の場所で左クリックを繰り返すことにより、ポリゴンを描画していきます。
◇「円を描いて範囲指定」ボタン
範囲指定して、そこに含まれる図形(統計エリアもしくはCSVポイント)を抽出するために、地図上に円を手描きします。このボタンを押すと、+ が円描画の中心点となり、マウスカーソルの移動に合わせた大きさで地図上に円を描画します。もう一度左クリックすることで、円が完成します。あるいは、すぐ下にあるコンボボックス内にメートルで数値を手入力しておけば、ボタンを押すだけでその半径の円を描画できます。
◇「ポリゴンや円を消す」ボタン
地図上に描画した円やポリゴン、+ などを消すボタンです。
◇「URLの起動」ボタン(v3の追加機能)
CSVデータ等のインポートデータの一つのカテゴリにURLを追加し、データインポート後、左クリック時の動作固定をオンにしてURLの起動ボタンに設定して地図画面上のポイントをクリックするか、上図の状態であれば、地図上のポイントにマウスポインタを合わせておいてメニュー内の「URLの起動」ボタンをクリックすれば、IEがTakumiMap内で起動しブラウザウィンドウとして表示されます。
◇「お気に入りに追加」ボタン(v3の追加機能)
任意のポイントで地図上にポインタを合わせ、左クリック時の動作固定をオンにして「お気に入りに追加」ボタンに設定して地図画面上のポイントをクリックするか、上図の状態であれば、地図上のポイントにマウスポインタを合わせておいてメニュー内の「お気に入りに追加」ボタンをクリックすれば、下図のようにお気に入り編集ウィンドウが起動し、お気に入り登録が出来ます。
◇「左クリック時の動作を固定する」チェックボックス
ここにチェックを入れると、各ボタンの左側にもチェックを入れることができるようになります。そして、例えば「画面の中央に移動」ボタンにチェックを入れると、左クリックするごとに、ボタンを押さなくても自動的に画面の中央に移動できるようになります。あるいは、「円を描いて範囲指定」ボタンにチェックを入れ、「半径」の後ろに”3000”と記述すれば、地図上を左クリックするごとに、半径3kmの円を描画します。
同じ動作を繰り返し行いたい場合などに、とても重宝する便利な機能です。
◇「このウィンドウを表示しない」チェックボックス
左クリックの動作を固定したら、ここにもチェックを入れることができるようになります。文字通り、地図上を左クリックしてもこのウィンドウを開かなくなります。ウィンドウが邪魔な場合、選択します。再度開きたくなった場合、メインツリー最下部の「オプション」フォルダの下から呼び出すことができます。