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CSV インポート関連
TakumiMap®の持つ大きなもう一つの機能が、「CSV データのインポート」機能です。これは、住所のフィールドを持つ表形式のデータを読み込み、地図上にポイントとして展開する機能です。表計算ソフトやデータベース等、表形式データは身の回りに多く存在していますが、通常は文字や数値情報でしかありません。これを地図上に並べてみることで、見えなかったものが見えてきます。また、統計データと重ねたり、様々に掛け合わせたりすることによって、顧客シェアマップや売り上げマップ等の表示を作り出すことができます。以下にその機能の内容と使い方について、メインツリー内の順にご説明します。
CSV インポート
住所表記を含むCSV形式のデータをインポートし、地図上に点として表示する機能です。
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CSVデータの持つ様々な情報を使い、統計データと同じように凡例を作成し、地図上で様々に色分けして見ることができます。
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インポート前にCSVデータの持つ全てのフィールドを解析し、各々がどういった傾向にあるかを掴んだ上で、取り込み方を自動的に設定します。
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住所表記を経度緯度に変換するために、株式会社ゼンリンデータコム製のジオコードサーバーを使用します。これは、CSVデータの中から住所フィールドだけを抜き出し、サーバーへ送って経度緯度付与を受ける、という仕掛けです。
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インポート手順を、以下に記します。
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CSVインポート手順
メインツリー内、「統計・CSV レイヤ」-「CSVレイヤ」-「CSVインポート」をダブルクリックします。すると下図のような「CSV インポート」ウィンドウが現れます。
01.
ウィンドウ右上の[追加]ボタンを押すと下図のようなファイル選択ダイアログが表示されます。ここでインポートするCSVファイルを選択します。ここでは例として、百貨店等のカード会員データを模したダミーのデータ、「横浜市会員データ(サンプル).csv」を選択してみます。ファイルを選択した後、「開く」ボタンを押します。
02.
すると、「CSV インポート」ウィンドウのリストに、下図のように「横浜市会員データ(サンプル).csv」ファイルが追加されます (統計データと同じく、フィールド内容が共通するCSVファイルであれば、複数選択してメモリ上で結合することもできます)。
03.
ここで、[インポート実行]ボタンを押します。するとインポートのための事前処理(データ解析処理)が開始され、しばらくすると下図のような表ウィンドウが出ます。
04.
ここで[ジオコード実行]ボタンを押すと、すぐにジオコードを開始できます(表ウィンドウの詳しい使い方については、P. でご説明します)。ジオコードは、ジオコードサーバーと通信して行われますが、その間、下図のようなプログレス表示が出ます(途中で中断する場合は、【ESC】キーを押します)。レコードによっては住所表記が間違っていたりしてジオコードに失敗することがあります。サーバーとの通信が終わると、何件のジオコードが成功したか、のメッセージが出ます。
05.
ジオコードが終了すると、下図のように表ウィンドウ内の経度緯度フィールドにサーバーから受け取ったデータが入ります。ここで[結果を保存]ボタンを押します。
06.
すると、下図のような細長いウィンドウが現れ、インポート後のファイル名を尋ねてきますので、名前を決めて[OK]ボタンを押します。
07.
ジオコードに失敗したレコード(住所不明レコード)が出た場合、ファイルの保存前に下記のようなメッセージが表示され、対処を尋ねてきます。後からでも対処できますので、ここでは[いいえ]ボタンを押して、先に進みます
08.
すると、下図のように、地図上にたくさんの点(CSV ポイント)が描画されて、インポートが完了します。このCSV ポイント一つ一つが表の中のレコードに該当します。
地図上の図形と表のレコードの関係性は、統計エリアのときとそっくり同じです。
09.

〈 図74:CSV インポートウィンドウ 〉

〈 図75:ファイル選択ダイアログ 〉

〈 図76:ファイルが追加された様子 〉

〈 図77:CSV インポート表ウィンドウ 〉

〈 図78:ジオコード処理 〉

〈 図79:CSV インポート表ウィンドウ 〉

〈 図80:CSV バイナリファイルの保存 〉

〈 図81:住所不明レコードの対処確認 〉

〈 図82:CSV インポートの完了 〉
データロード後の動作について
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地図上の各CSV ポイントに対応する数値データを束ねた「リストビュー」がウィンドウ上部に表示されます(統計レイヤと全く同じ機能です)。
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メインツリー内に新しいフォルダが作成され(ここでは「横浜市会員データ(サンプル)」です)、その下にインポートしたCSV データの全フィールド名称(性別、半期購買回数等)が表示されています。このフィールド名をダブルクリックすると、各々の数値に応じた配色で、地図上のCSV ポイントが着色されます。この関係は、統計データにおける各種指標と統計エリアの関係とまったく同一のものです。
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地図上に描画されているポイントを良く見ると、小さい点と大きい点が存在していることがわかります。小さい点は、その場所に1 レコードぶんの情報しかないことを示し、大きい点は、なんらかの理由(集合住宅等で同じ住所のレコードが複数存在していた、あるいは住所表記があいまいだった、等)により、一箇所に複数の点が存在していることを示します。大きい点を情報ビューで開くと、複数のレコード情報を見ることができます。
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CSV レイヤの表示オンオフ
「レイヤ表示」をダブルクリックすると、CSV レイヤそのものの表示がオフになります。再度ダブルクリックすると、表示はオンになります。
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文字レイヤの表示オンオフ/ラベルモード/ラベルの設定
CSV レイヤにも、統計データと同じく文字レイヤが存在しています。CSV データのロード直後は表示オフになっていますが、このコマンドをダブルクリックすることで、文字のレイヤをオンにすることができます。表示されるのは、現在表示されているフィールドの、数値データ(ユーザーごとの購買額等)です。
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その下の「ラベルモード」を起動すると、表示されているフィールドと切り離された固定のデータ表示(個人名等)に切り替わります。
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その下の「ラベルの設定」で、ラベルモードで何をラベルにするかを設定します。CSV データの持つすべてのフィールドをラベルとして設定できます。
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〈 図83:CSV データの文字レイヤ(購買額) 〉

〈 図84:CSV データの文字レイヤ(ラベルモード) 〉

〈 図85:ラベルの設定ウィンドウ 〉
強調レイヤの表示オンオフ
「強調レイヤ表示」は、「凡例を選択して強調表示」、もしくは「マウス左クリックで選択して強調表示」された際の、赤い強調表現をオフする機能を持ちます。
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CSV インポートの事前設定
TakumiMap®では、CSVインポート時に、対象となるCSV ファイルの内容をある程度自動解析して、インポートの事前設定を短絡するような工夫をしていますが、この自動解析は完璧ではありません。場合によってはま誤った結果を生み出す場合もあります。 これに対応するために、「CSV インポート表」ウィンドウ上部の機能(下図)を使って、フィールド単位に、それが何を示すデータなのか、フィールド種別を設定できるようになっています。
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上図にある通り、フィールド種別には、以下の11通りがあります。
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01. ラベル … 氏名やコード等、ユニークな文字・数値フィールド
02. 住所 … 市区町村名以上を含む文字フィールド
03. 経度 … 度分秒を示す小数点表現の数値フィールド
04. 緯度 … 同上。
05. 郵便番号 … 数値7桁で示される数値フィールド(- 含み有効)
06. 電話番号 … 数値10桁で示される数値フィールド(- 含み有効)
07. 性別 … 男、女の文字列が繰り返し出てくる文字フィールド
08. 年齢 … 0~125で示される数値フィールド
09. デジタルデータ … データ種類数がある程度以下しかない文字・数値フィールド
10. アナログデータ … データ種類数がある程度以上ある数値フィールド
11. 無効 … インポートする必要のないフィールド
インポート前に、CSVファイルの各フィールドの種別を上記のどれかに自動的に当てはめていますが、これを手で変更することができます。具体的には、下図のように、変更したいフィールドをマウス左クリックした後、設定したいフィールド種別にチェックを入れていきます。
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ここで変更した結果は、インポート後、凡例表現の違いとなって現れます。上図の例ですと、通常、郵便番号は地図上に表現する必要のない単なる数値情報ですが、デジタルデータに変更してインポートすることによって、地図上に色分けして表示できるようになるのです。
(下図の例だと郵便番号は187 項目もあって色分けする意味がありませんが・・・)実際によくあるのは、デジタルデータをアナログデータに変更したり、その逆をしたり、といったケースでしょうか。
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図73の住所判定レベルでジオコードの際に住所として判定する基準が設定できます。
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1: 県
2: 市区町村
3: 大字
4: 字丁目
5: 街区
6: 番地
7: 枝番
図85では住所判定レベルが5なので、街区まで入力されていればジオコードの際に住所として判定されます。
最後に、「表中のXYを適用」ボタンについてご説明します。上記フィールド種別でいう、経度と緯度がセットで存在するCSVデータは、その2つのフィールドを直接使って地図上に展開することが出来ます。その場合、ジオコードは不要となります。
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〈 図86:CSV インポート表上部 〉

〈 図87:フィールド種別の変更-「郵便番号」を「デジタルデータ」に変更 〉

〈 図88:デジタルデータに変更した結果、郵便番号が地図上で色分け表現された例 〉

〈 図89:住所判定レベル 〉
インポート済み一覧
メインツリーの「CSVレイヤ」フォルダの下には、「インポート済み一覧」というフォルダが存在しています。この下には、「CSVインポート」でインポートされたCSVデータの、インポート後のファイル名一覧が表示されます。上記例では、「横浜市会員データ(サンプル)」というファイルがこの「インポート済み一覧」フォルダの下に追加されています。
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CSVファイルを一度インポートしてしまえば、以後はこのフォルダ下から直接読み込むことができます。
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同じCSVファイルも、違う名称のデータにインポートすれば別々のものとして扱えます。
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具体的には、拡張子でいうと「 .csvdb 」、「 .csvx 」の2種類のバイナリファイルが保存されています。保存先のフォルダは、インストール先ルートが「C:\Program Files」だとした場合、デフォルトで
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C:\Program Files\匠\TakumiMap\CSVDB
です。この位置になければインポート済み一覧としてメインツリーの中に出てきませんので、関連するファイル群はここから動かさないことをお薦めします。
メインツリーの「インポート済み一覧」の真上でマウス右クリックすると、「フォルダの作成」という小さいメニューが現れます。これを選択して名前を決め、フォルダをいくつでも作ることができます。インポート済みのCSV データの数が増えてきたなど、整理するのに便利です。
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CSV インポート結果
メモリに展開されたCSVデータが含むフィールド名(性別など)が表示されています。
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フィールド名をダブルクリックすると、下図のように地図上のCSVポイントが色分け表示されます。このとき同時に、左下に「凡例ビュー」が表示されます。
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以後、様々なフィールドを選択して、次々と表示を切り替えて表示することができます。
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一度展開したCSVデータは、ツリー上で右クリックしてメモリから消去することができます。
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〈 図90:「購買額」を表示した例 〉
住所不明レコードリスト
メインツリーの「住所不明レコード」が選択されたとき、あるいはCSV インポート終了時、ファイルの保存前に右のようなメッセージが表示され[はい]を選んだ場合、「住所不明レコードリスト」が表示されます。
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このリストを使って、住所不明レコードに正しい位置を手作業で付与していきます。これには、2通りの方法があります。1つは、各レコードの住所表記をキーボードで修正してから再ジオコードするという方法、もう1つは、地図上の一点を指定して経度・緯度を地図から直接取り込む方法です。以下に各々の方法について、詳しくご説明します。
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〈 図91:ジオコード終了/住所不明レコードリスト 〉
住所不明レコードの対処方法
方法その1:レコード内の住所を手で修正し、再ジオコードする
◇
リスト上段の「○ レコード内の住所を手で修正し、再ジオコードする」にチェックが入っていることを確認したら、住所を修正するレコードをマウスで左クリックします。
すると、下図のように細長い「住所の入力ウィンドウ」が表示されます。
01.
ここで正しい住所を入力して、[OK]ボタンを押します。すると下図のように、入力した住所がレコードに登録されます。
02.
このように次々と正しい住所を手入力していき、最後に[再ジオコード実行]ボタンを押します。すると、このリスト内のレコードに対してジオコードが行われます(ここではとりあえず、4レコード分だけ手入力してみます)。
03.
ジオコードが終了すると、下記のようなメッセージが出て、再ジオコードが終了します。[OK]ボタンを押してメッセージを閉じた後、住所不明レコードリストにある、[保存して閉じる]ボタンを押すと、結果を保存しつつ、地図上に新しい4つのポイントが追加されます。
04.
方法その2:地図上を選択して不明レコードの場所を決める
◇
これは、地図上を直接クリックして、住所不明レコードに経度緯度を与える方法です。住所不明レコードリストにある 「○ 地図上を選択して不明レコードの場所を決める」 にチェックを入れた後、地図上に落としたいレコードをマウスで左クリックして選択状態にします。
01.
次に、ポイントを落としたい地図上の一点をマウスで左クリックします。すると下図のように、地図上に「 + 」印が描かれ(マーキング)、それと同時に、リスト内で選択していたレコードの経度・緯度フィールドに、その場所の座標値が自動入力されます。こうして地図上から経度緯度を取り込んだレコードには、それを示すため、住所フィールドに <<地図上で指定>>という文字列が住所の代わりに入ります。
02.

〈 図92:正しい住所の入力 〉

〈 図93:住所不明レコードリストに新住所登録 〉

〈 図94:住所不明レコードリストに新住所登録 〉

〈 図95:再ジオコード結果の保存 〉

〈 図96:地図上を選択して不明レコードの場所を決める、の開始 〉

〈 図97:地図上を左クリックしてマーキング 〉
以後、地図上を左クリックする度に、この経度・緯度は次々と更新されます。この更新は、[保存して閉じる]ボタンが押されてこのウィンドウが閉じるまで、レコードを跨って何度でも繰り返し行うことができます。例えば、住所を手入力し一度ジオコードして経度・緯度を登録したレコードであっても、リスト内で選択状態にすれば、地図上左クリックでその経度・緯度を更新することができます。
03.
以上のようにして住所が不明だったレコード群に、緯度経度を付与し、最後に[保存して閉じる]ボタンを押して、作業を終了させます。
04.
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ここで使用した、「住所不明レコードリスト」は、以後メインツリーから何度でも呼び出すことが出来、何度でも修正を加えることができます。正確な住所が分からない場合などに、一時的な登録をするためです。
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リスト下の[CSV 出力]というボタンを押すと、住所不明レコードリストをCSV 形式のファイルとして保存できます。元のデータベースシステムにフィードバックをしたり、社内・社外で情報共有したりする際、便利です。
住所有効レコードリスト
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メインツリーから、「住所有効レコード」が選択されたとき、「住所有効レコードリスト」が表示されます。これは、ジオコードに成功したレコード群なのですが、住所が間違っているレコードがある場合のことを考えて、ここで修正できるようにしました。
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使い方は、「住所不明レコードリスト」とまったく同じですので、前項をご参照ください。

〈 図98:地図上を左クリックしてマーキング 〉
各種ビューの操作方法について
リストビュー、凡例ビュー、情報ビュー、レポートビューの各種ビューの用途と操作方法は、統計レイヤの場合と同一です。凡例を使った条件抽出、リストビューからのジャンプなど、全く同じ機能を使うことが出来ます。お手持ちのCSVデータを統計データのように扱えるのは、とても役立ちます。詳しくは、前章の「凡例ビューを使った条件抽出」以降をご参照ください。
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CSVレイヤでは、統計レイヤと違い、リストビューの[CSV保存]に何の制限もありません。
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CSV レイヤでは、1つの場所に複数のポイントが存在している場合があります(集合住宅等で同じ住所のレコードが複数存在していた、あるいは住所表記があいまいだった、等)。これを区別するために、複数の情報を含むポイントは地図上で少し大きめに描画しています。
この大きい点を情報ビューで開くと、下図のように、複数の情報を見ることができます。
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凡例ビューには、統計レイヤでご説明したアナログ表現に加えて、デジタル表現が存在します(下図)。
これは、例えば「性別」のように、数値ではないステータス属性のような情報です。
このデジタル表現を編集するために、凡例編集ウィンドウには、デジタルのためのモードが用意してあります。下記で詳しくご説明します。
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〈 図99:大きい点に複数の情報がリンクしている例 〉

〈 図100:凡例編集ダイアログ デジタル版 〉
凡例編集ダイアログ(デジタル版)
◇ レンジ数と色
単色・[色の変更]ボタン
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地図上のポイントの色すべてを単色で表示する選択です。上図の「性別」のように、ステータスが少ない場合(性別の場合3通り)、ポイントの色の違いで判別がつくのですが、ある程度を超えると色が多すぎて見分けがつかなくなる場合があります。そういうときは、この設定の方が良いことがあります。凡例ビューでレンジ選択すると赤く強調表示されますので、全体の中の割合や分布などが見えやすいからです。単色として使用する色は、[色の変更]ボタンから呼び出される色の設定ダイアログを使って、変更することが可能です。

〈 図101:色の設定ダイアログ 〉
複色・[ランダム]ボタン・[色の変更]ボタン
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デジタルデータのステータスの違いを、地図上のポイントを色分けして表現する選択です。[ランダム]ボタンを押すと、使われる色セットの配列をランダムに切り替えます。そこで使われる色セットの内容を編集する場合は、[色の変更]ボタンを押して開かれる「凡例色編集」ダイアログを使います。
枠線の有無チェックボックス・[色の変更]ボタン
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ポイントを囲む枠線を描画するかどうか、そして描画する場合何色にするか、を設定します。
透過させるチェックボックス
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ここにチェックを入れると、ポイントが半透明で表示されます。地図を縮小表示してたくさんのポイントがオーバーラップしてしまうとき、あるいはポイントのサイズを大きくとったときなど、透過した方が全体を掌握しやすい場合があるために用意したオプションです。
◇ テンプレート
[今の状態をテンプレートに追加]ボタン
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このボタンを押すと、その時点でのこの凡例編集ダイアログ内部の設定状況に名前をつけてテンプレートとしていくつでも保存しておくことができます。
テンプレート一覧コンボボックス
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上記ボタンで追加されたテンプレートの一覧を見て、選択することのできるコンボボックスです。
テンプレート[上書き]ボタン
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テンプレート名称が上記コンボボックス表示されている時このボタンを押すと、現在の設定状態を同名のテンプレートに上書き保存します。
テンプレート[名称]ボタン
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テンプレート名称が上記コンボボックス表示されている時このボタンを押すと、下図のような横長ウィンドウが開きます。キーボードで名称を変更し[OK]ボタンを押すと、テンプレート名称を変更できます。
テンプレート[削除]ボタン
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テンプレート名称が上記コンボボックス表示されている時このボタンを押すと、そのテンプレートを削除します。
◇ プレビュー
プレビューには、この凡例編集ダイアログ内部の設定状況が反映されます。
◇ 詳細
[件数を表示する]チェックボックス
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このチェックボックスにチェックを入れると、各レンジに何件のデータが存在するかを示す「件数」が凡例内に表示されます。
[パーセンテージを表示する]チェックボックス
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このチェックボックスにチェックを入れると、凡例内各レンジの行末に、各々のレンジが全体の何パーセントであるかを示す「パーセンテージ」が表示されます。
◇ ポイント(CSV レイヤ時のみ)
[サイズ]コンボボックス
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地図上に表示されるポイントのサイズを、半径3~16(ピクセル)で指定するコンボボックスです。
CSV⇒統計データに集計
これは、CSV ポイント(点)を、統計エリア(面)に集計する機能です。CSV データと統計データの両方がメモリに展開されているとき、この機能を使うことが出来ます。
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500m x 500m のメッシュにいくつのポイントを含んでいるかを統計エリア単位に集計し、結果を統計レイヤの指標として追記する機能があります(個数の集計機能)。
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また、各ポイントが有する、売り上げデータのようなものを統計エリア単位に集計し、結果を統計レイヤの指標として追記する機能があります(データの集計機能)。
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その使い方について、下ページ以降で詳しくご説明します。
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〈 図102:CSV⇒統計データに集計ツールバー 〉
CSV⇒統計データに集計機能の使い方
その1:ポイント個数の集計
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ツールバー左端にある「CSV」コンボボックスから、対象となるCSV データの名称を選択します。
ここでは、「横浜市会員データ(サンプル)」のみがロードされていますので選択の必要はありません。
01.
その右隣の、「統計レイヤ」コンボボックスから、集計結果を保存する統計データを選択します。ここでは、「首都圏.csvdb」を選択します。
02.
その右隣の、「新列名」(unnamed と書いてある)ボックスに、個数の集計結果を格納する名前をキーボードから入力します。例えば「顧客数」とか、「カード会員数」といった名称です。
03.
「個数集計」「列集計」の二者択一から、「個数集計」を選択し、最後に、[集計実行]ボタンを押します。すると集計計算が始まり、終了すると、下図のようになります。
04.
