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​レイヤ状態の
保存と再生

レイヤ状態の保存と再生

前章までで、TakumiMap®の持つ大きな2つの機能、「統計データのインポート」および「CSV データのインポート」を見てきました。その結果、地図上には、統計レイヤやCSV レイヤが表示され、さらに凡例ビューを使った条件の絞り込みや、他の色々なツールで、様々な地図表示を作り出すことができるのを見てきました。それは深い思考や閃くインスピレーションの結果得られた貴重な状態です。ここでご説明する「レイヤ状態の保存」機能を使うと、この貴重なレイヤ状態に名前をつけて保存することができ、そして、簡単に再生することができるようになります。
TakumiMap®にとって、とても大切な機能と言えます。
このカテゴリーには、統計レイヤ、CSV レイヤ全体に対する制御系のコマンドも含みます。

全レイヤ制御系コマンド3種

「全レイヤ表示OFF」コマンド:

メインツリー「統計・CSV レイヤ」-「レイヤ状態」の直下に、「全レイヤ表示OFF」コマンドがあります。これをダブルクリックすると、現在地図上に表示されている全てのレイヤ表示をカテゴリーや内容に限らず、全てオフにします。例えば■□強調表示や、範囲選択のための円やポリゴンまで含めて表示を消すことができる機能です。

「全レイヤ表示ON」コマンド:

同じ場所にある、「全レイヤ表示ON」コマンドは、上記でOFF されたレイヤを元に戻す機能を持ちます。

「全レイヤの初期化」コマンド:

同じ場所にある、「全レイヤの初期化」コマンドは、現在地図上に表示されている全てのレイヤのデータをカテゴリーや内容に限らず、全てメモリから削除し、初期化する機能を持ちます。オフにします。一度メモリから消した各種レイヤ情報は失われてしまいますので、注意が必要です。

レイヤ状態の保存

現在の地図上のレイヤ状態に名前をつけて保存します。単純な画面のスナップショットではなく、すべての状態をアクティブに保存する「生きた」スクリーンキャプチャです。

保存される情報は、下記の通り多岐にわたります。

1.    背景地図の表示位置(経度・緯度)
2.    背景地図の表示縮尺
3.    統計データの有無とデータセット名
4.    統計データ、凡例状態(指標の種別と数)
5.    統計データ、レンジ絞込み状態(どの凡例の、どのレンジが選択されているか)
6.    統計データ、手描き図形での絞り込み状態
7.    CSV データの有無とデータセット名
8.    CSV データ、凡例状態(フィールドの種別と数)
9.    CSV データ、レンジ絞込み状態(どの凡例の、どのレンジが選択されているか)
10.  CSV データ、手描き図形での絞り込み状態

メインツリー「統計・CSV レイヤ」-「レイヤ状態」の下、「レイヤ状態の保存」コマンドをダブルクリックすると、ファイル保存ダイアログが表示されますので、ファイル名をつけて[保存]ボタンを押します。ファイルの拡張子は、「.takumimap」です。保存先フォルダは、インストール先ルートが「C:\Program Files」だとした場合、デフォルトで

 C:\Program Files\匠\TakumiMap\SaveData\Snapshot

です。保存先は他の場所でも構いませんが、この場所でなければ、後でご説明する「レイヤ状態一覧」の中にリンクが作られませんので、この場所に保存されることをお薦めします。

レイヤ状態を開く

一度保存したレイヤ状態ファイル(.takumimap)をロードするためのコマンドです。ファイルはどの場所からでも読み出すことができますが、たいていの場合、インポート済みのCSV データ2種( .csvdb .csvx )、統計データ3種( .csvdb .csvx .mifb )とリンクしていますので、他のTakumiMap®環境とファイルの共有をする際は、注意が必要です。

レイヤ状態一覧

上記「レイヤ状態の保存」で保存したレイヤ状態ファイルの名称が、このフォルダの下にリンクとして出てきます。

ここに並んだレイヤ状態ファイルをダブルクリックすると、保存時の状態を再生します。

ツールバーにドラッグしてボタンにしておくと便利です。

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